青山さんの本が発売されますよー
『ドラゴンクエストX』は、ドラゴンクエストシリーズ初のオンラインRPGです。
本書は、ドラゴンクエストXの開発・運営の舞台裏を、現在はプロデューサーとして全体の責任者を務め、
以前は技術責任者でもあった著者自らが徹底公開していきます。
著者のこだわりによりプログラミングやドラゴンクエストXの事前知識がなくても読み進められるよう
丁寧に解説していますので、技術者やドラゴンクエストXのプレイヤーでなくても、
幅広い方々に参考にしていただけます。
執筆していた本の発売がようやく決まりましたー!堀井さんにも素敵なコメントをいただきましたので表紙に入れさせていただきました!!がんばってできるかぎり解説しましたので多くの方に読んでいただきたいです! https://t.co/49gcHpFpPU
— AOYAMA Koji (@kojibm) 2018年10月5日
◆本の内容(目次)
第1章 ドラゴンクエストXとは何か ── ドラゴンクエストかオンラインゲームか
第2章 開発・運営体制 ── ドラゴンクエストXを支える人々
第3章 アーキテクチャ ── クロスプラットフォームMMORPGの基本構成
第4章 開発と検証 ── 並走する追加と保守のサイクル
第5章 メモリ管理 ── MMORPGのボトルネック
第6章 ゲームクライアントグラフィックス ── 魅力的な絵を描画する工夫
第7章 ゲームサーバプロセス ── 機能ごとに分離して負荷分散
第8章 キャラクター移動 ── 移動干渉による押し合いへの挑戦
第9章 ゲームDB ── ワールド間の自由移動を実現する一元管理
第10章 ゲーム連動サービス ── ゲーム内とつなげるための工夫と力技
第11章 運営と運用 ── リリースしてからが本番!
第12章 不正行為との闘い ── いたちごっこ覚悟で継続対応第1章と第2章は、冒険者のみなさんに楽しく読んでいただけると思います。
第3章から第11章には専門的な内容も登場しますが、用語にはすべて説明を入れて、コンピュータとは、というところからできるだけ丁寧に解説しましたので、いろいろな方々に興味深く読んでいただけると思います。駅のベンチでメンテナンスをした話なども書いていますので、冒険者のみなさんには、あの事件の裏ではこんなことが起きていたんだ!と、当時を思い出しながら読んでいただける部分もあると思います。
第12章は書くべきか迷いましたが、各所に確認を取り、通常であれば開示していない情報を含めて書けるところまでは書いたつもりです。