
↑ と同じだけど…
大昔、僕はあるMMORPGに誘われて、やってみた。マス目のあるマップで敵を倒すと経験値が得られ…まぁなんかしょぼいRPG。だけど、人が死ぬと装備がその場に残って、他人が拾えるし、それ目的のPKもできた。でもPKする人ってあまりいなくて、僕もただレベル上げていた。すると、なんか印のついた人が増えて来た。「ギルド」(チーム)の印である。
僕は、あるカッコイイ印のギルドに入った。そこは大手ギルドだったようで、高レベルの人たちがいて、その後、ギルド対抗戦で優勝したし、オフ会に30人くらい来た(優勝とどっちが先か覚えてない)。その辺でやめておけば良かった。
実際、オフ会の後、急速に人数が減ったような気がするし(ゲーム自体の人口が急減した)、ギルドの高レベルプレーヤーが裏切って出て行ってしまった。彼らは、あちこちのギルドから高レベルが集まった新しいギルドを作って、その後の対抗戦で何度も優勝してた。キャラのレベル高い人たちが沢山いるギルドが勝つイベント。
そして、元大手ギルドは寂れたけど、僕はほとんど自分のレベル上げにしか興味がないので関係なくて、毎日「作業」をし続けた。平日の昼間にこんなに人がいるんだな(自分もいるわけだが)…というか、思い出すと、マトモな人ほどさっさとやめて行ったような気がする。その人の闇を見る前にやめて行ったというほうが正しいかも。サービス開始後1回目のオフ会の後にやめた多くの人たちは「ライト勢」で、ネトゲと健全に付き合えた人たちだったと思う。
さて、どっぷりハマった人たち同士で毎日1日中ゲーム内でみかけてれば名前も姿も覚えるし、一緒にプレイすることもある。チャットもするし、だんだんみんなディーブな個人情報も話すようになった。社会人で夜勤だと言い張ってたり、学生だとか主婦だとかいうのも、無理があった。
そのうち、そういった「設定」も捨てて、パーティを組んだらパーティチャットで、どんな薬をもらってるとか言い始める人が何人も出て来て、調べたらうつ病とかの薬だった。やっぱり、社会からこぼれてしまった人たちの集団なんだな、と思った(自分もその中の1人だ)。何人かとはギルド関係なく仲良くしてた。
そんなメンバでもオフ会をすることはあって、あるときギルドのオフ会をして、まぁ数人で集まっただけなんだけど、ギルドを出て行った人もなぜか来てて、僕は別に良かったんだけど、後日「あの人裏切っといて良く来れたよな」と言ってるメンバもいて、そういうものか。むしろ、普通そうか(普通そうか?)
そういうのもあって、ゲーム参加者同士の人間関係はボロボロに壊れて行った。精神的に問題を抱えてたり「傷つきやすい」人たち同士が本音をぶつけ合ってたら、そりゃそうなるだろう。あんまり思い出したくないくらい、本当に憎悪が渦巻く何かになってしまった。その頃には、2ちゃんねるなどの掲示板に名前が出ない人はいなかった。
そんな世界からはさっさと去れば良かったのだが、ズルズルと4~5年くらいプレイしてしまった。僕がいなくなった世界もやっぱりドロドロして、高レベルの寄せ集めから始まった優勝ギルドも崩壊して行ったようだった。
おわり。

