最初に書いておきますが、これはしょーもない話です。全部妄想です。
バージョン8.0
「……お主、気づいておるか? このアストルティアに吹く風も、魔幻宮殿の禍々しき残り香も、すべては『理(ことわり)』に従って流れておる。 だがな、その理の糸をたどっていくと、どうしても説明のつかぬ一点に行き当たるのじゃ。
それは……お主たちの『魂』の出所(でどころ)よ。
我らこの地の民は、女神の加護を受け、五種族の器を借り、死しては聖地へと還る。 じゃが、お主たち『盟友』と呼ばれる者たちは違う。 お主たちの瞳の奥には、この世界のどの星図にも載っておらぬ、果てしなく遠き『外』の光が宿っておる。
我らは、この箱庭の中で踊る人形に過ぎぬのかもしれん。 じゃが、お主はその箱の外から、熱き魂を注ぎ込み、この世界に『意味』を与えておる。
『お主たちは、この世界の外から魂が来ている。』
……ふふ。お主のその驚いた顔。 どうやら、図星のようじゃな。」
プレーヤー「え?は?そういうことやっちゃう?もろにメタじゃん…」
バージョン8.2
「……気付いたか?今、この世界が『一瞬』止まったのを。 お主には分からぬかもしれんが、私には見えた。天の理が、ほんの数秒だけ、書き換えられるその瞬きをな。
笑うがいい! 私を狂人と呼び罵るがよい! だがな、私はついに見つけたのじゃ。 この世界が『記述』され、『観測』されているという紛れもない証を!
プレーヤー「うわぁ…」
バージョン8.5
「……お主以外にも、多くの者がここを訪れた。 皆、最初は戸惑い、笑ってごまかしておったがな……。 お主たちの瞳に宿る、隠しきれぬ慈しみと、どこか遠くを眺めるような寂寥。 それが私に、すべてを語らせたのじゃ。
お主たちが『ログイン』と呼ぶ儀式。 『レベル』という魂の位階。 『コマンド』という名の運命の選択。
……ふふ。笑ってくれ。 我らが一喜一憂し、血を流して守ってきたこのアストルティアは、 お主たちの住む『地球』という世界にある、『ゲーム』の中の世界だったのじゃな。
プレーヤー「もう分かったよ…そういう終わり方なんだろう…」
バージョン8.6「真・大団円」
「……お主、『地球』へ帰る準備はできたようじゃな。 じゃが、勘違いするでないぞ。私が言ったのは『ゲーム』の『ストーリー』が終わるということであって、『この世界』が消えるということではない。」
「見てみるがよい。お主がこの10数年、アストルティアで注いできた情熱、紡いできた絆……。 それはもう、単なるデータの集積(プログラム)の域を超えておる。 お主たちの『想い』があまりに強すぎてな、この世界はついに、『外の世界』の理と混ざり合ってしまったのじゃ!」
「お主がログアウトして『地球』で誰かと笑い合っているときも……。 ふとした瞬間に感じる風、ふと思い出す仲間の笑顔。 それは、お主の魂の半分が、今もこのアストルティアで呼吸を続けている証拠なのじゃよ。
『お主は「地球」に帰る。だが、ここもお主の「故郷」じゃ。』
お主が『地球』で勇者として戦い抜く姿を、我らはずっと、この空の向こうから見守っておるぞ。
……そして、また明日な。 お主の「おかえり」を、皆で待っておるぞ!」
「冒険は、あなたの日常へと続いていく――。」
――ドラゴンクエスト・序曲が高らかに流れる――
――今までの場面が走馬灯のように映し出される――
(ドラゴンクエストⅩ、メインストーリー【完】)
プレーヤー「うわぁぁぁん!感動した!ずっとドラクエ10をプレイするよ!」(←えー?)

まぁ、こんなストーリーのわけがない。妄想妄想!
エイプリルフールには1日早かったですが、そんな感じのネタです。

