【ネタバレ】バージョン6は感情移入できなかった

バージョン6.0~6.5後期全般のネタバレを含む内容を書きます。

バージョン6.5[後期]のストーリーは、どうも評判が良くないんじゃないかなぁ、という感じです。広場のお話感想広場でバレてしまうんですよね。書いてある言葉を借りると、批判的な言葉の大喜利大会

英雄たちが次々に消滅して行く。それで、安西Dが生放送で「英雄が好きな方には申し訳ない」とか、「これで終わりではない」と復活を仄めかしたとも受け取れる発言をしたり・・・

まぁ、その点もそうなのですが、僕が思ってるのは安西Dが仰ったのとは全然違って、感情移入できなかったという点です。

僕は、英雄たちが消滅しても何とも思いませんでした。

復活した→神化した→戦った→消滅した

ふーん、そうなんだね、で終わり。お話の内容は分かったし、ストーリー上は仲間だったはずだけど、別に何とも思ってないから、どうでもいい人たちが消滅しただけ。

ナンナ

カブ、ナンナ、ハクオウと来て、

あきら
あきら

なんか無理矢理消滅させてる?

と思って、リナーシェが無理のある消滅をした時点で、これはもう全員消滅だなと確信しました。消滅するという結末ありきで後から消滅方法考えたのだろうな、という感じがしました。

あ、ユーライザも消滅するのかな?でも元々生きてた人(天使)はどうなるかな?やっぱりユーライザの人格が消滅してレクタリスになるのかな・・・と思ったら・・・

これは、逆でしたね。レクタリスが消滅しちゃいました。しかも、魂に刻まれた記憶を削除したから、もう復活もない。なんか・・・ガッカリというか、物足りないというのか・・・

レクタリスにも案外というか感情移入してなかったようで、別に悲しくもなりませんでした。

結局、バージョン6を通して、僕は泣きませんでした。レクタリスの二度の消滅で泣けなかったら、もう泣くポイントないですよね。

なんでそうなったかって、レクタリスは最初知り合ってから数時間で死んじゃったし。なんであんなに「好き好きされた」のかもいまいち分からなくて、「変なの・・・」という違和感の方が強かった。

僕は、泣くときには泣く人なんですよ。どちらかというと涙もろいくらいだと思う。それなのに、バージョン6では泣かなかった。バージョン5も泣かなかったかな。バージョン4の最後はちょっとウルっと来たのだった気もすします。

バージョン4で、キュルルは何だかんだでずっと一緒に旅をしましたからね。キュルルを気に入る時間があったからかなぁ。

それで行くと、ずっと一緒に旅をしたユーライザを消すべきでした。僕が前に言ってた、「ユーライザは消えちゃったけど、レクタリスがいるからいいよね」エンド(※これはこれで炎上するかも)

でもねぇ・・・ユーライザにもそんなに感情移入してなかったので、ユーライザが神化の光炉に飛び込んでも、「あ、これでレベル130になるんだろうな」と、ユーライザの記憶が消えてレクタリスになる=レクタリスの転生が完成するんじゃないかと思ってました。

その場合も、泣けるかというと多分泣かなかっただろうし、むしろ喜んじゃったと思います。ユーライザよりレクタリスの方が好きので。

ユーライザ「そんな あんまりです」
(※この場面、ドラクエⅠの「そんなひどい…」で良かったのでは)

 

あキラ
あキラ

じゃあ、何をどうすれば泣くのだ?

ドラクエ10で泣いた記憶って・・・ないかも。いや、オルフェアのお話とかは泣いたっけ。

ドラクエ11なら、人魚のロミアが死んだところとか。死ぬときに「泣け!」と言わんばかりの音楽が流れたし(その音楽はドラクエ11の泣きポイント何カ所かで使われてた)、単純にロミアが死ぬというだけでなく、恋人のキナイが生涯ロミアを愛していたことまで丁寧に描写され、もう追い泣きですよ。あれは、これでもかこれでもかと泣かせようとしてたと思う。

あと、ベロニカ死亡ですよね(これはドラクエ11の要所)。ここも、これでもかと泣かせに来てた気がします。

これを分析すると、
・ロミアとキナイのような赤の他人でも、描写をちゃんとすれば感情移入して泣く
・ベロニカのように長く一緒に旅して「感情移入」できた仲間が死ぬと泣く

ということではないでしょうか。

ドラクエ11でも、僕が何とも思わなかった存在がいます。幼馴染のエマです。ゲームの中の主人公はずっと一緒に過ごしてても、ゲームしてる僕は、何とも思ってないエマから見送られて、「なんか村が全滅したってよ」→「へぇ、そうなんだ」でしかなかった。すごく深刻な話のはずなのに、何とも思わなかった。

ドラクエ10って、このパターンにハマってる気がします。

あきら
あきら

もっとストーリーを丁寧に扱って、適切な描写をすれば、評価が良くなると思う

勿論、最後に英雄全部消滅してなければいけない縛りで作ったの?と思う、何だか雑に感じる終わらせ方のストーリー自体への疑問もあります。

最後は上から目線の評論家みたいな感じで書いちゃいましたが・・・うーむ・・・

コメント

  1. 天気を気にする人 より:

    祖の神や古の天使レクタリスなどは孤独を抱えて生きているからこそ、理解をしてくれる相手に対して絶大な好意を抱いてしまうんだと思います。たとえ触れ合った時間が短くても。
    神々が消えて行ったのは今に始まった事ではなく、バージョン4でも描写されていました。神々の時代は終わった、世界は今を生きる者達のもの、と教えてくれた気がします。だから逆に、ラダガートやカブ達、リナーシェ、ハクオウが消えても、今を生きる自分達に世界を託してくれた、託されたんだなとも思えました。消えていく過程は確かにアッサリし過ぎたかなとは思いますが、個人的に消えていく事自体に不自然さは感じなかったです。レクタリスも大昔、既に役目を感動的に終えていて、逆に今に人格を残して復活し続けるのも興が削がれるので消滅は仕方ないかなと思いました。
    強いていえば、主に考えるだけで力もセーブしたままで自身の消滅を回避してたかのようなフォステイルだけは何か腹たったかな。ここまで来るとピュージュみたいに『実は世界、もしくは主人公の存在に大きく関わる役目を負った者』という伏線にしか成り得ない気もしてきました。あんなノラリクラリしたキャラにそんな大役あって欲しくないとも思い始めてきました。思い出せば思い出すほどフォステイルが嫌いにw
    今回の仕上がりは、ゲームの根底から世界をバカにするようなパクレクエストよりかはまマシなんじゃないかと思った次第です。

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